逆襲のキラーアビリティ

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ニュース概要

１２月１０日の中京１１Ｒで行われた第５８回中日新聞杯（３歳以上オープン、ＧⅢ、芝２０００メートル、ハンデ、１８頭立て、１着賞金＝４３００万円）は、団野大成騎手の５番人気キラーアビリティ（牡４歳、栗東・斉藤崇史厩舎）が中団やや後方で脚をためると、直線で馬群を割って抜け出し、先に抜け出したマテンロウレオ（４番人気）をクビ差捕らえてゴール。ＧⅠ馬が復活の重賞２勝目を挙げた。タイムは１分５９秒４（良）。

２着からさらにクビ差遅れた３着にアイコンテーラー（１０番人気）が入った。なお、１番人気のディープインパクト産駒プログノーシスは後方２番手から直線一気の追い込みを見せたものの届かず４着に敗れた。

◆団野大成騎手（１着　キラーアビリティ）「まずはこの馬の依頼をいただいて感謝しています。また、結果を出せてほっとしています。乗ると決まってから追い切りに３回騎乗して、課題は折り合いだと思っていました。馬具を工夫してだいぶ良くなりましたね。今週の追い切りでは折り合いがついてしまいの動きが良く、自信を持って臨むことができました。内枠を引いたので腹をくくって乗りましたが、思ったよりゲートが出なくて、想定より後手に回る形になりました。ペースが遅く、折り合いはしんどかったですが、何とかこらえてくれて、直線までスムーズな競馬ができました。直線で他の馬に当たってしまったのは申し訳ないと思っています。大きい舞台で結果を出せてよかったです。先生（斉藤崇調教師）には結果で恩返ししたかったです。どのレースでも考えて乗りますが、自厩舎ならより気が入って乗っています。何とかしたいと思っていたので良かったですね。これからも厩舎とともに結果を出していきたいと思います」

◆斉藤崇史調教師（同）「スタートが遅くて、中京は１コーナーで遅くなりがちなのでどうかと思いましたが、ジョッキーがよく我慢させました。思ったより後ろの位置取りにはなりましたが、よく伸びてくれた。少しずつ競馬の内容は良くなっていますが、きょうの最後に関しては地力で勝ち切りましたね。とりあえず結果が出て良かったです。いつかは大成（団野騎手）と勝ちたいと思っていたので、うれしいですね。本当にうれしい。このあとは放牧に出して、年明けまた頑張ってもらいたいと思います」

※次走は未定

中日新聞杯を勝ったキラーアビリティは、父ディープインパクト、母キラーグレイシス、母の父Congareeという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は（有）キャロットファーム。通算成績は８戦３勝。重賞は２０２１年ホープフルＳ（ＧＩ）に次いで２勝目。中日新聞杯は斉藤崇史調教師、団野大成騎手ともに初勝利。

引用元：ヤフー【https://www.youtube.com/watch?v=CA8wAcAv8aY】

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