エフフォーリアが現役を引退……今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬に

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京都記念のレース中に心房細動を発症して競走中止となったエフフォーリア（美浦・鹿戸雄一厩舎、牡５歳）が現役を引退し、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬になることが１４日、分かった。所有するキャロットファームがホームページで発表した。

これまで全て横山武史騎手とのコンビで１１戦６勝。新馬戦から４連勝で皐月賞を制すると、日本ダービーではハナ差２着に。３歳秋は古馬王道路線に駒を進め、天皇賞・秋、有馬記念を勝利し、２０２１年のＪＲＡ賞年度代表馬に輝いた。しかし昨年は大阪杯９着、宝塚記念６着、有馬記念５着と勝利から遠ざかり、今年初戦の京都記念での競走中止が現役最後のレースとなった。

エフフォーリアは現在、美浦トレセンに在厩しており、鹿戸調教師は「月曜（１３日）の朝７時頃に検査をして、心電図の数値は正常でした。今はカイバもすごく食べています」と話していた。

◆鹿戸雄一調教師「クラブとノーザンファームと話し合いをして、これだけの素晴らしい馬ですし、種牡馬としての仕事も大事だということで、残念ですが引退という結論に至りました。本当に走る馬で、能力は今でも誰にも負けないと信じています。こんな素晴らしい馬と出合えて、いろんなことを経験して、いろんなことを勉強させてもらって、彼と一緒にいることで充実していました。ハナ差で負けた日本ダービーは、あんなにプレッシャーを感じたことは今までなかったし、毎日寝れなくて、毎日スタッフと話し合っていましたね。師匠（グランアレグリアを管理した藤沢和雄調教師）と天皇賞・秋で戦えたこともすごくいい思い出です。この馬は宝物ですし、僕にとってのヒーロー。できればエフフォーリアの子供で大きいレースに挑戦したいし、勝てなかった日本ダービーを勝ちたいですね。彼にとってはこれで終わりではないし、もちろん種牡馬として成功すると信じています」

◆社台スタリオンステーション・徳武英介場長「種付けシーズンに間に合うギリギリのタイミング。あのコントレイルを破った（２０２１年天皇賞・秋）実力は折り紙付きですし、（種牡馬として）大いに期待が持てます。エピファネイアの産駒が走っていますし、同じ系統で人気が出ると思います」

引用元：ヤフー【https://news.yahoo.co.jp/articles/89a4e979b6b8066773c58c3aa225ee347f166320】

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