池江調教師「サトノダイヤモンドは3000mはベストではないが厩舎の技術力でカバーする」

ＧＩは今週も京都が舞台。３歳牡馬クラシック最終戦「第７７回菊花賞」（２３日、芝３０００メートル）が行われる。ダービー馬マカヒキが凱旋門賞に挑んだため不在で、皐月賞馬ディーマジェスティｖｓダービー２着サトノダイヤモンドという図式。より注目度が高いのは、過去５年で３頭が勝っている神戸新聞杯優勝馬、サトノダイヤモンドだ。

１３年セレクトセールで２億３０００万円で落札されたサトノダイヤモンドは、クラシックＶを約束された存在だった。しかし皐月賞は１番人気３着、ダービーは２番人気２着と届かず。悲願はラストの菊にかけられる。

前哨戦の神戸新聞杯は断然人気だったが、２着ミッキーロケットとはわずかにクビ差。結果だけを見れば“辛勝”だが、「（ルメール）ジョッキーも『余裕があった』と言っていた。どこまで走っても捕まらなかったね」と、池江調教師は余裕たっぷりに振り返る。

そのルメールも、「フレッシュな感じですごく走りたがっていて、少し掛かった。直線で先頭に立ったらストップしてしまったが、ミッキーが来たらまた反応した。今度はリラックスできる」と感触をつかんでいる。

先週のＣＷコースは先行したサトノラーゼンに３Ｆで並びかけ、ラスト１Ｆは１１秒７とシャープに伸びて３馬身突き放した。「上積みは大きいと思う。３０００メートルはベストとはいえないけど、菊花賞は厩舎の技術力が問われるレースだからね」とトレーナー。そう言えるのは、オルフェーヴルで３冠を制した“自信”があるからこそだろう。

偉大なる父ディープインパクトには、史上８頭目のクラシック完全制覇と史上初の３歳ＧＩ完全制覇がかかる。さらには芝３０００メートル以上の平地競走では未勝利というジンクスにも終止符が打たれるか。“悲願”づくめのダイヤモンドの菊まであと少しだ。

引用元：ヤフー【http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161017-00000525-sanspo-horse】

スポンサーリンク