ワンアンドオンリー、引退し種牡馬へ…今後は北海道新ひだか町のアロースタッドでけい養される予定

２０１４年の日本ダービーを制したワンアンドオンリー（牡６歳、栗東・橋口慎介厩舎）が現役を引退し、種牡馬となることが決まった。２８日、管理する橋口調教師が明かした。今後は北海道新ひだか町のアロースタッドでけい養される予定で、１２月１日に栗東トレセンを離れる。

同馬は２０１３年８月に橋口弘次郎厩舎からデビューし、同年のラジオＮＩＫＫＥＩ杯２歳Ｓで重賞初制覇。翌年の日本ダービーでは横山典弘騎手を背に正攻法で差し切り、橋口弘次郎元調教師の悲願を達成した。３歳秋初戦の神戸新聞杯は好発進を決めたが、それ以降は伸び悩んだ。１６年３月には橋口弘元調教師の定年に伴い、息子の橋口慎介厩舎に転厩。マイル路線を試すなど新たな可能性を探ったが、勝ち星には恵まれず、２６日のジャパンＣ１６着が最後のレースとなった。

転厩後、１３戦をともにした橋口調教師は１４年日本ダービー馬への感謝を口にした。「いろいろ勉強させてもらいました。ジャパンＣはイチかバチかの（横山）典さんらしい競馬でした。最後は（ダービーを勝たせた）典さんでよかった。悔いはないです。３歳秋からは走らなくなってしまったけど、身体的にはすごいものを持っていましたからね。いい子を出してくれると思います。何かひとつ勝たせたかったけど、種牡馬になれてホッとしています。ワンアンドオンリーの子でダービーを勝てたら」と次世代に夢を託した。

ワンアンドオンリー　父ハーツクライ、母ヴァーチュ（父タイキシャトル）。生産は北海道新冠町のノースヒルズ。通算成績は３３戦４勝（うち海外２戦０勝）。重賞は１４年日本ダービーなど３勝。馬主はノースヒルズ。

引用元：ヤフー【https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171128-00000093-sph-horse】

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