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GI馬8頭が揃った豪華決戦だっただけに、ゴール前で競り合う“肉弾戦”をイメージしたファンも多かったはずだが、結果はレース史上最大の6馬身差の楽勝だった。
昨年の有馬記念を5馬身差で圧勝したリスグラシューをほうふつとさせるパフォーマンスが意味するものとは何か?
2頭の牝馬の共通点をなぞりながらクロノジェネシスの可能性を探っていく。
なお、1番人気のサートゥルナーリアは勝ち馬に12馬身3/4差の4着に完敗した。
レースの30分前に降ったゲリラ豪雨。
これが勝利のアシストになったのは間違いないだろう。
だが、本当にそれだけが勝因なのか?
楽々と突き抜けたクロノジェネシスが2着キセキにつけた着差は1994年ビワハヤヒデの5馬身、2006年ディープインパクトの4馬身を上回る6馬身。
これは宝塚記念史上最大の着差だった。異常なまでの強さ。
4角先頭の横綱相撲を見せつけられ、検量室に戻った武豊は角居調教師に「バケモノがいた」と脱帽。
レース後、担当の和田助手も「俺もびっくりした」と驚いたほどで、関係者の予想をもはるかに超えるレース内容だった。
しかし、同馬が単なる道悪巧者ではないことは、上がり32秒台をマークして勝ち切った過去の成績が示している。
それでは、この驚がくの勝ちっぷりの理由はどこにあるのか?
この世界で長く語り継がれてきた常識が、ここ数年で一気に変わってきている。
例えば、昨年の宝塚記念覇者であり、年度代表馬に選出されたリスグラシュー。
彼女は2歳夏にデビューした430キロ台の小柄な馬で、早熟で競馬センスの高さこそがセールスポイント。
少なくとも、本格化を果たした一昨年の秋まではそのようなイメージで語られていた馬だった。
そして、今回のクロノジェネシスもまた2歳夏にデビューし、当時の馬体重は440キロ。
堅実な末脚はセールスポイントだが、タイトルを取るほどの破壊力はない――それが3歳春までのイメージだったはずだ。
だが、リスグラシューが馬体のボリュームアップと比例して成長していったように、クロノジェネシスも昨年の同時期とは比較にならないほどに成長。
前走比で10キロ増だった今回の464キロはキャリア最高体重だった。3歳のオークス時(3着=432キロ)に比べると実に30キロ以上の増量に成功。
成長は1年早いが、まるでリスグラシューの軌跡をなぞるような成長過程ではないか。
「10キロ増の馬体重が示すように以前よりもパワーアップしています。
それも太めではなく、しっかりと仕上がってのものですから。(勝負どころでは)こちらがゴーサインを出したのではなく、馬が強過ぎて自然と上がって行った形。
ずっと乗っている馬ですし、この手応えなら絶対に伸びてくれると思っていました」と主戦の北村友が真っ先に挙げた勝因も2桁の体重増=同馬の成長力だった。
もちろん、見守った斉藤崇調教師もそれは同じで「この相手にこれだけのパフォーマンスをしてくれるとは思いませんでしたが、成長が体重増に表れているのは確かです。
強い馬たちを相手に結果を出してくれたことで選択肢は広がりましたし、どこへ行っても活躍してくれると思う」。
次走について明言こそしなかったが、この春歩んだのと同じように、秋も王道路線を進むことになるだろう。
アーモンドアイを筆頭とした未対戦の強敵との対戦が早くも楽しみだが、馬場不問というファクターも加えれば、安定感では現役ナンバーワン。それこそリスグラシューのような活躍を期待したい。
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それにしても…。今年上半期に行われた牡牝混合の平地芝古馬GIは牝馬の5戦4勝(今春の古馬混合平地芝GIは高松宮記念=モズスーパーフレア、大阪杯=ラッキーライラック、安田記念=グランアレグリア、宝塚記念=クロノジェネシスと牝馬が4勝。牡馬は天皇賞・春=フィエールマンの1勝に終わった)。
宝塚記念は近5年で3頭が牝馬の勝利だ。
前から言われていることではあるが、なんとも牝馬が強い時代になったものだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3268f381f0e00d532a3a5991c5b1b138073af25
クロノジェネシスの馬主であるサンデーレーシングの吉田俊介代表も圧巻の勝利劇に驚いたという。
「あまりに強くてびっくりしました。道悪も苦にしない馬ですし、外枠から大阪杯(2着)と同様、終始スムーズな競馬ができましたね。調子も良かったようですが、それにしても強かった。まだ斉藤(崇)調教師とは話ができていないので今後は未定ですが、海外のレースも含めて考えていきたい」と喜びを語った。
同代表によれば、クロノジェネシスの母クロノロジストは今年3月15日にモーリスとの間にできた牝馬を出産し、その後はレイデオロの子を受胎したとのこと。下の世代への注目もがぜん集まる。
orz
もったいないとしか言えん
宝塚Vクロノジェネシス一夜明け「けろっとしてる」
前日午後7時過ぎに帰厩。和田助手は「食欲もあるしけろっとしている。普段のレース後と変わらないです」と話した。
レースはバスの中で観戦した和田助手は「4角の手応えが違った。もしかしたら勝つかなと思ったら…(6馬身差に)びっくりしました。今後が楽しみですね」と愛馬をねぎらった。近日中に放牧に出される見通し。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8de90ae357c73e335cf9ec6a4ddf998c19e702fb
良馬場でも結果は「覆らない」 4着サートゥルは弱点露呈【宝塚記念回顧】
クロノジェネシスは、外目の枠もあってかここ2戦のようなポジションを取れなかったが、中団の外目を余裕の手応えで追走。
3コーナー過ぎからは馬なりのままジワッと進出し、直線を向いて追い出されると後続との差をグングン開いての独走だった。
道悪巧者が直前の雨を味方に付けたことを割り引いたとしても、自分の競馬でこれだけの強さを見せたのであれば、完全本格化と言えるだろう。
2着に付けた6馬身差は、たとえ良馬場だったとしても覆らなかったはずだ。
2着キセキは、出遅れて後方からとなったものの、出たなりでの折り合い重視はおそらく当初からのプラン通りだったか。
これまた3コーナーから勝ち馬と併せるようにマクって行き、直線でもしっかりと脚を伸ばして現状での力は出し切ったと言えるが、はるか前方に強い馬が1頭いたということだ。
3着モズベッロは、道中は勝ち馬を前に見るポジションで運び、その仕掛けに付いて行くことこそできなかったが、直線でも渋太く脚を伸ばしたもの。
馬場も味方に付けたとはいえ、2200mは距離不足とも思える馬だけに、地力強化をアピールする走りだったか。
4着サートゥルナーリアは、緩い馬場で行き脚が付かず、枠なりに中団のインを回る形。
3コーナーからようやく馬場のいい外目に持ち出されて、懸命に前を追ったものの、最後は長くいい脚を使えないウィークポイントも露呈して馬券圏内を確保できなかった。
仕上げに抜かりはなく、当日の落ち着きもあっただけに、今日のような馬場が合わなかったにせよ、物足りないレースぶりであった。
ラッキーライラックは、自分のポジションで競馬ができ、勝ち馬の進出に抵抗して動いて行ったが、直線を向いたところではもう手応えがなかった。
道中でも鞍上に気合を付けられるシーンがあったあたり、道悪はダメな馬だろう。
グローリーヴェイズは、プラス14キロの数字ほど馬体は太く見せなかったが、これまた馬場が合わなかったにしろ、ここまで負ける馬ではなく、他にも敗因がありそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6fefc4add1fb733138f67c8a3988c9d20b3dd22
もう競馬は科学の時代だ
まじか
知らなかった
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圧勝クロノジェネシス、今秋は海外も視野
クロノジェネシスの今秋は、海外遠征も選択肢に入れてローテーションが検討される。
サンデーレーシングの吉田俊介代表(ノーザンファーム副代表)は「強くてビックリした。調子も良かったと思うけど、それにしても驚いた」と目を丸くした。牡馬相手の圧勝で夢はふくらむ。今後については「海外も含めて未定」。
感染症の影響による遠征の可否を見ながらプランを練っていく。
G1馬ノームコアも生んだ母クロノロジストは、3月15日にモーリス産駒の牝馬を出産。現在はレイデオロの子を受胎している。
牡馬に勝たせるために海外に送るつもりか?
卑怯なことすんなよ
クロノジェネシスにはアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトをぶっ潰す仕事があるだろうが
ラララとサートゥルは自力は見せたなって印象。
ダメな部分も同時にわかった。
クロノジェネシスは適正面で今回1番マイナスが少なかった。能力的にも高い馬が馬場を気にしないで走れるんだからこの着差にも納得
キセキは毎度買い方に注文つけられるような買い時がわからない馬。
ただ上位に来てる馬は道悪を苦にしないタイプだった。
残念
東京引きこもりは秋天→JC
クロノはコックスorエリ女→有馬
戦う事はない
アーモンドは有馬に出ないのでしょうか?
モアイもうJC出ないだろ
秋天のあと香港出たら御の字
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川島
サートゥルもラッキーも上がり勝負の適性しか見せて無いだろ
強いていえばキセキぐらい?
>>61サートゥルは一応有馬記念がある
異常馬場の一昨年のJC除けばサートゥル有馬、キセキ宝塚、グローリーウェイズ香港Vが三つ巴でトップぐらいかな
ただこいつらは淀みなく流れたペースで出る指数としてはG1級とG2級の中間よりややG2寄りぐらいのレベルの走りで今回のクロノジェネシスのように正真正銘のG1級の走りをされると逆立ちしても勝てないだろう
アーモンドアイは宝塚に出て潔くトドメを刺されるべきだった
もういいよ、府中専用機は
見た目がイケメンだよな
直線入り口ですでに先頭に立ってグングン差を広げてった
こんな強い勝ち方初めて見たわ
半年前にあったやん
キセキ居なかったら11馬身差でモズベッロとサートゥルが横並び2.3着という事実
牡馬のメンツをギリギリ守ったキセキさんありがとう
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