有馬記念（Ｇ１、芝２５００メートル、２５日＝中山）の枠順が２１日、決まった。ファン投票２位で唯一の３歳馬サトノダイヤモンド（牡、池江）は、６枠１１番から世代交代を狙う。

キタサンブラックの“最大のライバル”サトノダイヤモンドは、外めの１１番に入った。抽選順は１２番目。最内と大外枠を含む、残った枠は５。その中から、ルメール騎手は「９番がほしい」と希望した。「ちょっと心配です」と言いながら、自身の頭文字「Ｌ」のボールを引く。引き当てたのは、希望より２枠外だった。

「外枠は嫌だったので、１１はいい枠だと思う。レースのイメージがしやすい」とルメール騎手は前向きにとらえた。１１番枠は、過去の有馬記念で３勝。９４年に３歳時のナリタブライアンがこの枠から勝利と「スターホース」へと駆け上がる吉兆かもしれない。ルメールは「この馬はこの枠で問題ないよ。ただキタサンブラックは（１）。マークしていきたいけれど、ちょっと遠いね」と、意識するのはまたも強運を発揮した昨年の菊花賞馬だ。

池江師も「希望していたところあたりで良かった。真ん中くらいがちょうどいいと思っていた。ここなら内にいる先行馬を見て行ける」と語った。同じ里見治オーナーのサトノノブレスが（１２）と、偶然にも同じ緑帽。先週の朝日杯ＦＳをサトノアレスで制すなど、今年重賞９勝の里見オーナーは「びっくりしています。何とかキタサンブラックに対抗できるよういい走りをしてほしい」と希望していた。同年３歳と前年４歳の菊花賞馬の直接対決は過去に２度あり、いずれも３歳馬が勝利。ダイヤモンドが、その記録を継続させる。

０５年にハーツクライでディープインパクトを破り、金星をあげているルメール騎手。今回も、枠順の結果からファン投票１位のキタサンブラックが１番人気濃厚となったが「自信はある。馬のポテンシャルがとても高いから」。唯一の３歳馬を主役へと導く。

引用元：ヤフー【http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161222-01755000-nksports-horse】

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