マカヒキ鮮やかな勝利！ルメール騎手「直線でも瞬発力」、友道調教師「凱旋門賞でもチャンス」

日本馬の悲願、凱旋門賞制覇を目指すダービー馬マカヒキ（牡３歳、栗東・友道康夫厩舎）が１１日、シャンティー競馬場で行われたフランス初戦のニエル賞（ＧＩＩ、３歳限定、芝２４００メートル）で鮮やかなＶを飾った。タイム２分３５秒８４で、日本馬は３年前のキズナに続く勝利となった。

ニエル賞は１０月２日に同じ舞台で行われるＧＩ凱旋門賞の前哨戦。クリストフ・ルメール騎手（３７）を背に〔４〕番枠（馬番は（５））からスタートし、英国馬ミッドターム、地元のドーハドリームに続く３番手。直線半ばで外からスパートして２着ミッドをクビ差で差し切りゴール。ラスト１００メートルで右後肢を落鉄するハプニングはあったものの、着差以上に余裕があった。

「うれしい。リラックスして、長くいい脚を使い、直線でも瞬発力があった。マカヒキのモーターがいつものように動くかがテーマでしたが、とてもいいレース。凱旋門賞ではコンディションがもっと良くなるし、相手が強くなっても心配していません」と、ルメールは笑顔満開。友道調教師も「いっぱいいっぱいの勝ち方ではなかった。しっかり仕上げていけば、凱旋門賞でもチャンスがある」と本番への確かな感触をつかんだ。

マカヒキにとっては、父ディープインパクトの屈辱を晴らす舞台でもある。０６年に挑戦したが３位入線→失格。ディープも所有していた金子真人オーナーは、「簡単じゃないとは思いますが、挑戦すること、挑戦を続けていくことが大事だし、凱旋門賞を勝つのは僕にとっての夢でもありますから」と語気を強めた。

今年の凱旋門賞は例年以上の注目を集める。日本で海外馬券の発売（インターネット限定）が可能となり、凱旋門賞がその第１弾。マカヒキの快挙がなるか、競馬ファンが固唾を飲んで世紀の決戦を見守ることになりそうだ。

引用元：ヤフー

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