第84回日本ダービー・G1が28日、東京競馬場で行われる。2014年生まれの7015頭のうち、精鋭18頭が頂点を目指して争う。群雄割拠の戦国ダービーに、池江泰寿調教師(48)=栗東=は皐月賞1着アルアイン、同2着ペルシアンナイト、毎日杯2着サトノアーサーを送り込む。11年にオルフェーヴルでクラシック3冠を制した池江師に、競馬の祭典にかける熱い思いを聞いた。
池江厩舎に入厩する牡馬は、よほどのことがない限りはクラシックを目標に育てられていく。
「今年も無事に駒を進められたことは素直にうれしいです。ただ、出られなかった馬の方が多く、申し訳ない気持ちもあります」
初めて見たダービーは4歳だった1973年。怪物と騒がれたハイセイコーの姿が脳裏に焼き付いている。競馬の祭典が、いかに特別かという話も騎手、調教師として活躍した父・池江泰郎氏から事あるごとに聞かされていた。年齢を重ねるほど、その難しさも理解できた。
「(05年にディープインパクトで勝った)オヤジは『ダービーに乗りたい、出したい、勝ちたい』と言ってました。天皇賞や有馬記念でそういう言葉は聞いた覚えがないですね。野球でいえば日本シリーズ、ほかのスポーツなら五輪にあたるのでしょうか。自然に刷り込まれました」
11年、開業8年目でダービートレーナーの勲章を手にした。皐月賞馬による1番人気での優勝だったが、中間は自信とはほど遠い状況だったという。
「皐月賞である程度、後ろを離して(3馬身差)勝ったのを見て『しまった!』と。早く仕上がりすぎていたんです。もう上がり目はないと思い、ウィナーズサークルで絶望していたくらいで。重圧を感じ始めたのは、皐月賞以上の動きを確認できた本番の1週間前からです」
対照的に悔しすぎる経験もした。昨年、鼻差2着に敗れたサトノダイヤモンドだ。冷静なトレーナーが、珍しく人前で感情を面に出した。
「引き揚げてきて落鉄しているのを知り『よりによってダービーでかよ!』と頭に血が上って、検量室前の壁を蹴飛ばしていた。後で聞いたんですが、その姿がテレビに映っていたみたいで…。今後は気をつけます(苦笑い)」
管理馬の出走は今年で7年連続(注)となる。定年まで20年余り。今後の目標は何なのか。
「厩舎スタッフは、デビュー前からダービーに向けての育て方を把握しています。馬主さんや牧場関係者たちがダービーを意識できる馬に出会った時に『じゃあ池江厩舎に預けよう』となればうれしい。そうなるためにもどんどん勝ちたいし、あと5勝くらいしたいですね」
究極の理想は“ダービー18頭出し”と真顔で語る指揮官。6年ぶり2度目の勝利はもちろん、その先もしっかり見据え、さらなる高みを求めていく。(吉村 達)
【潜在能力アーサーNo1】
3頭出しの大将格と位置づけるのがサトノアーサーだ。重賞未勝利ながら、秘める潜在能力にデビュー時からの高い評価は変わらない。
「調教ではアルアインもペルシアンナイトもコテンパンにやられます。能力と舞台適性は一番。欲を言えば馬体にもう一段階の成長が欲しいところですが、前走から時間があったし、予定通りに乗り込んで追うごとに上向いています。里見(治)オーナーは2年連続2着(15年サトノラーゼン、16年サトノダイヤモンド)。何とかダービーオーナーにしてあげたい」
アルアインは立ち回りのうまさに加え、中間の成長度は一番と強調する。
「皐月賞は4コーナーで馬群にのまれて、普通なら失速していくところで差し返してきた。自分のペースを守って走っていたということで、すごい精神力だと感じました。今まで携わった馬にはなかったレベルです。血統や体形から、今回のポイントは距離の克服になります。普段の調教から長めを意識して乗ってきましたし、結果につながってほしい」
鋭い決め脚を持つペルシアンナイトはコース替わりを歓迎する。
「中山の2000メートルよりは合っていると思います。中団からそのやや後ろくらいで脚をためられれば。こちらは母系に中距離以上で活躍する馬が多いので、2400メートルは心配していません」
(注)フルゲート18頭となった92年以降、調教師のダービー連続年出走は、橋口弘次郎元調教師による99~06年の8年連続の最長記録に続く。
◆池江 泰寿(いけえ・やすとし)1969年1月13日、京都府出身。48歳。93年に栗東・浅見国一厩舎の厩務員となり、調教厩務員、助手を経て翌94年に池江泰郎厩舎へ移り、95年からは英国、米国の名門厩舎の助手として腕を磨いた。2003年に調教師試験に合格し、04年3月開業。06年の朝日杯FS(ドリームジャーニー)で重賞初制覇をG1で飾った。JRA通算553勝。重賞はオルフェーヴルでの11年牡馬クラシック3冠などG1・17勝を含む67勝。
引用元:ヤフー【https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170521-00000266-sph-horse】
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フォイヤーさんこの前新潟で勝ってたな
これははっきりおいしい馬券だ
サトノアラジン
シュウジも調教はすげえぞ
藤沢のソウルスターリングは調教でいつも馬なりスキップ調教だぞ
それでも持つのが東京の2400
むしろ距離が長いからこそ余力を残した調教の方がいい
サトノアーサーの進路は絶好のところが開きそう
賞金さえ加算できればいいぐらいい考えていたんじゃないか
皐月賞なんてこの陣営にとっちゃただの日本ダービーの叩きレースぐらいにか思ってなさそうだし
首がぐっと沈んで肩からぐいっっと前肢で掻いて美しいフォームが乱れない
先行のアルアイン
中段のペルシアンナイト
後方のサトノアーサー
三段構えの予定だな
まだ坂でうまく加速できてない
だから平坦で差を詰めるしかできない
本来は東京か京都で使わないといけない
きさらぎ賞は重馬場でノーカンだし今回良馬場で出来れば間違いなく上位争いしてくるよ
他の事は考えなくていいよ
マイル皐月路線やらせてた2頭がそのままマイルパターンの皐月でワンツーしたと考えたら
2400ではアーサーがはるかに凌ぐ
母父のリダウツってスプリンターとマイラーばっか
世代限定戦なので、まあ持つんだろうけど末脚は1800より鈍るとみてる
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