友道厩舎「ワグネリアンは想像超えた大器」

土曜東京メインの東京スポーツ杯２歳Ｓ（Ｇ３、芝１８００メートル、１８日）の主役候補は、本紙「クラシック番付」の牡馬部門現横綱のワグネリアン（牡、友道）。友道厩舎の現２歳世代は例年にも増して粒ぞろい。なかでもエース級の期待がかかるのがこの馬だ。デビュー３連勝で、来春の大舞台へ弾みをつけたい。

想像を超えた大器かもしれない。ワグネリアンに携わる友道厩舎スタッフは声をそろえる。

「どこにあんな脚が隠れているんだろう」

２戦２勝。いずれも度肝を抜いた。新馬戦を上がり３２秒６の切れ味で快勝。重馬場が心配された前走・野路菊Ｓでも、同３３秒０の豪脚を披露した。父ディープインパクトの素軽さはもちろん、個性派の追い込み馬として知られた母の母ブロードアピールの色も濃い。大江助手は「ディープよりもピッチは速いのでは」と指摘する。４５０キロ前後の馬体は「まだ２歳馬らしくきゃしゃ」。それでも首筋からトモまで、流れるように均整が取れている。「バランスの良さが、あの走りにつながっている」と分析する。

開業から４頭の３歳Ｇ１馬を輩出している友道厩舎。１３年以降の２歳戦勝率は関西トップの２６・５％だ。そんな“横綱部屋”の名が、来年は一層とどろくかもしれない。「今年の２歳は例年以上にいい馬がそろっている。来年、何頭を大きな舞台に連れていけるか」。もちろんワグネリアンはその筆頭格。「僕たちも本当に楽しみにしている馬です」と同助手の目は輝く。

夢ふくらむなかでの重賞初挑戦。くしくも今回、１３年以降の２歳戦勝率で全国トップの堀厩舎からもルーカスが出走する。「もちろん勝ちたいのは一番。そのなかで、今後に向けての経験も積めれば」。未来を占う一戦になる。

引用元：ヤフー【https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171115-00053247-nksports-horse】

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