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文=浅井宗次郎
14日、英国へ遠征している川田将雅騎手が、アスコット競馬場で英国デビューを遂げた。
結果は20頭立ての15着と奮わなかったが、アスコット競馬場の公式Twitterは「日本で1200勝を上げているスター騎手がアスコットに初参戦」と動画付きで紹介するなど、早くも大きな注目を浴びているようだ。
世界各国のビッグレースを勝ち、今や世界トップレベルと認められている日本競馬。
しかし、こと「日本人騎手」に至っては必ずしもそうではない。今年も世界中のトップジョッキーによって競われるチーム対抗戦『シャーガーC』で、世界選抜のキャプテンとして出場する武豊騎手の他は「ほぼ無名の存在」と述べても決して過言ではないだろう。
世界の競馬関係者にとって長年、日本競馬といえば「ユタカタケ」である。
それは日本国内の認識も当然似たようなもので、世間一般では競馬といえば「武豊」。日本競馬は長年ずっと、この偉大なるレジェンドの「後継者」を求めて苦しみ続けている。
だが、そんな”論争”もいよいよ決着の時を迎えようとしているのかもしれない。今回の川田騎手の英国滞在は「ポスト武豊」誕生を期待させるに十分な大きな意義があるからだ。
例え、日本でそこそこの実績を残しても、異国の地ではあくまで無名。過去にも武豊騎手に続けと、果敢に海外滞在を敢行した騎手もいたが、その大半が騎乗馬すらままならない「武者修行」だった。
しかし、今回の川田騎手の英国遠征は単なる武者修行では決してない。
れっきとした”オファー”に応じての遠征であり、川田騎手にラブコールを送ったのは、一昨年のドバイシーマクラシック(G1)で日本のドゥラメンテを負かしたことで知られる、世界王者ポストポンドを管理したロジャー・ヴァリアン調教師だ。
今回の英国遠征に至って『英レーシングポスト紙』は、川田騎手を1カ月も前から特集。
ネット上の紙面には、写真付きで「日本のエース」「レジェンド武豊の後継者」と大々的に紹介している。
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大きなバックアップを誓う師は、川田騎手に9月までの滞在を望んでおり、8月にはシャーガーCで同じアスコットに遠征する武豊騎手と合流することもありそうだ。
また先日、川田騎手はJRA通算1200勝を達成したが、その際に”付き添い”の騎手仲間が多くて驚いた。普通なら、せいぜい若手を中心に2、3人が顔を見せる程度で、多くても4、5人といったところ。しかし、あの時はM.デムーロ騎手や藤岡佑介騎手などの実績組も含めて7、8人はいたのではないだろうか……。
まるで大名行列のようだったが、今にして思えば川田騎手の人望や、競馬界での立ち位置を象徴したような一幕だったのかもしれない。
すでに競馬界きっての「ドSキャラ」として、バラエティー番組への進出も果たしている川田騎手。競馬サークル内の地位だけでなく、世間一般の知名度という点でも着々と、その土壌を築きつつあるようだ。
またそれと同時に、「ポスト武豊」と呼ばれていたライバルが”脱落”したことも、川田騎手の一本化を加速させる要因といえる。
例えば、川田騎手とも度々ライバルに挙げられていた浜中俊騎手は、川田騎手以上に「ポスト武豊」として期待されていた存在だったが、一昨年11月のマイルCS(G1)での騎乗停止によってイメージが悪化。
翌年に再び騎乗停止になった際は、メディアに対して「もういいでしょう」と発言し、後継者候補から事実上脱落した。
また、デビューイヤーに武豊騎手の記録を塗り替えた三浦皇成騎手も、その後に伸び悩み。昨年、落馬重傷からカムバックを果たしてから再び輝きを放っているが、まだまだ時間が掛かりそうだ。
大本命といえる福永祐一騎手に至っては、先日のセレクトセールで「僕は馬に乗るより、見る方が性に合っているのかも」と発言するなど、すでに調教師転身が噂されている。
無論、武豊騎手の跡を継ぐことは容易ではない。その穴を完全に埋めるのは「ほぼ不可能」と言えるだろう。
父が魔術師と呼ばれた名手という血統背景、圧倒的な技術と強運、そして何よりも競馬界の枠を超えてファンを唸らせる、軽快でウィットに富んだトーク術……武豊騎手は、日本競馬界にとって「100年に1人の存在」であり、世界中のあらゆる競技を含めても、そう簡単には現れない。一選手の枠を超え、競技そのものに繁栄をもたらしたスター中のスターだ。
したがって「ポスト武豊」を”武豊2世”と考えるのは、根本的に間違っている気がしてならない。
武豊騎手は武豊騎手であり、川田騎手は川田騎手。例え「100年に1人の存在」でなくとも「10年に1人の存在」として日本競馬界を代表する騎手となり、後世に”バトン”を繋いでほしい。これまでの日本競馬も、そのすべてが「武豊時代」ではなかったはずだ。
生涯現役を誓うレジェンドも今年で49歳。今、世界に向けて大きな一歩を踏み出した「ユウガカワダ」への期待は決して小さくない。
乗ったよ
15着だった
スタート直後に包まれて後方のまま何も出来ず15着のほろにがデビューだった
しかし重賞騎乗も決まっており、まだ先は長いから心配ない
重賞乗れるのか!やったな!
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実績、人望、責務、トータルで一番相応しいのが川田しかいない
人望て
武豊も、川田は人望が厚いと褒めてたよ
この前のメモリアルでもあれだけ人が集まる
生き残るために外人の残飯も喜んで食べる
それがトップってことは外人には勝てないって認めるってことだからなー
なんともはや
頑張ってね
あの反射的にぶつけにいっちゃう癖をどうにかしないかぎり
いい馬は回ってこないだろう
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