岩手競馬　3月再開の方針確認

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岩手競馬の禁止薬物問題で、レースが中止となっている事態について、県競馬組合の関係者が１６日、会議を開き、原因究明の進展にかかわらず、３月下旬の春競馬からレースを再開する方向で、必要な体制を整える方針を申し合わせました。

岩手競馬では去年の夏以降、同じ禁止薬物の検出が相次ぎ、県競馬組合は「公正な競馬が担保できない」などとして、今月上旬までに、あわせて１４日間のレースを取りやめました。
そして１６日、競馬組合の関係者が今後の方針などについて話し合う会議が、盛岡市で開かれました。
会合は、３時間近く非公開で行われ、競走馬から相次いで禁止薬物が検出された原因究明の進展にかかわらず、３月下旬の春競馬からレースを再開する方向で、必要な体制を整える方針を申し合わせました。
会議に参加した県競馬改革推進室の千葉義郎室長は、「再発防止策を実施している中で、新たに陽性馬が出たことは残念としか言いようがない。再開に向けて再発防止策を強化したい」と話していました。
また、原因究明の進展にかかわらず再開させる方針については、「再発防止策を強化していくしかないと」と繰り返し述べるのにとどまり、質問には直接答えませんでした。
一方、禁止薬物が相次いで検出された原因はわかっておらず、警察が競馬法違反の疑いで捜査を進めています。

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