オジュウチョウサンは天皇賞・春へ除外なら中山グランドジャンプ４連覇を目指す

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　阪神ＳＪが９日、阪神競馬場で１２頭によって争われ、石神騎乗で断然１番人気に支持されたＪ・ＧＩ５勝馬オジュウチョウサンが快勝。１１カ月ぶりの障害戦で、自身の持つ障害重賞連勝記録を『１０』に伸ばした。次走は天皇賞・春（４月２８日、京都、ＧＩ、芝３２００メートル）、中山ＧＪ（同１３日、中山、Ｊ・ＧＩ、芝４２５０メートル）の両にらみになる。

普段は静かな午後２時前の仁川に、大歓声と拍手が響き渡った。昨年の有馬記念（９着）にも挑戦したオジュウチョウサンが、１１カ月ぶりの障害戦で無敵ぶりを証明。ＧＩ並みのファンが取り囲んだウイナーズサークルで、障害重賞１０連勝に導いた石神騎手はほっとした表情を浮かべた。

「飛越に関しては３カ所ほどミスがあって、特に最終障害はヒヤッとしましたが、体幹の強さと柔軟さで転ばずに結果を出してくれました。本当に素晴らしい馬ですね」

昨春の中山ＧＪ以来の障害戦は、３番手をリズム良く追走。勝負どころから楽な手応えで進出し、タイセイドリームとのマッチレースの形で最後の直線へ。最終障害の着地が乱れると場内から悲鳴が上がったが、すぐに立て直して、余力十分に２馬身半突き放した。前年比１２９・９％となる１万５９９５人の観衆を集め、阪神ＳＪの売り上げは同１４５・３％の９億９９２９万２６００円。オジュウグッズ特設コーナーが設置されるなどフィーバーが続く中、障害王の貫禄を示した。

昨夏以降は平地に再挑戦。“二刀流”として世間の耳目を集めた。注目の今後について和田郎調教師は「問題がなければ天皇賞という流れになると思います。（平地収得賞金不足で）出られなければ、中山ＧＪということもあると思います」と構える。８歳を迎えた歴史的な名ジャンパーは、今年も大いにファンを楽しませてくれそうだ。

引用元：ヤフー【https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190310-00000505-sanspo-horse】

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