武豊騎手、東京五輪聖火リレーの聖火ランナーに内定

スポンサーリンク

聖なる激走で有馬記念最年長Vへ。競馬のグランプリ「第64回有馬記念」（G1、芝2500メートル）は22日、中山競馬場で発走する。ゆかりの深いディープインパクトの子でもある菊花賞馬ワールドプレミア（牡3、友道）に騎乗する武豊騎手（50）は来年5月、滋賀県内で東京オリンピック（五輪）の聖火ランナーを務めることも内定。第一人者の誇りを胸に、史上最多タイの有馬記念4勝目に挑む。

【写真】06年第51回有馬記念　引退レースを快勝したディープインパクトに手を差し伸べる武豊騎手

日本中が熱くなる五輪イヤーを前に、大役が舞い込んできた。武豊騎手が東京五輪聖火リレーの聖火ランナーに内定した。来年5月28日、栗東トレセンのある滋賀県内を、聖火を掲げながらさっそうと走る。競馬界では、今年50歳を迎えた大ベテラン以上の適任者はいなかった。

「競走馬の調教施設がある滋賀県で、オリンピック聖火リレーの聖火ランナーを務めさせていただくことになり、大変光栄に思います。当日は、オリンピック・パラリンピックのご成功を祈りつつ、走りたいと思います」

決意のコメントは、週末に迫った本業にもつながる。デビュー33年目、50歳となり挑む有馬記念。これまでの3勝は、いまだ破られない最年少記録の21歳で挙げた90年オグリキャップ、37歳の06年ディープインパクト、48歳の17年キタサンブラック。「どれもスターホースの引退レースだったからね。印象が強い。（有馬記念は）接戦の2着が多くてね。悔しさの多いレースでもある」。史上最多タイの4勝目を挙げれば、最年長記録も更新する。

4年ぶりにJRA年間100勝を超えた今年は、例年以上に激動の1年だった。世界最高峰の凱旋門賞に地元フランス馬ソフトライトで挑んだ10月6日は、自身でも初の1日G1・5鞍に騎乗。ほかにもドバイ、香港、英国、米国と、世界中を飛び回った。

「海外には積極的にいった。以前からこのスタイルは続けているし、今年はそういうチャンスをもらった。こうやって乗り続けてきたことが、今年の凱旋門賞の日につながった。向こうの馬だけで5鞍に乗れたのは大きかった。これからも積極的に海外で乗る気持ちは変わらない」

7月には戦友ディープインパクトが死んだ。06年有馬記念でのラストランを思い起こし「一番ディープらしい走りだった。2年間乗って、やっと手のうちに入れることができた」と振り返った。節目の有馬記念でコンビを組むのはディープインパクトの子、ワールドプレミア。今年、そのディープ以来の菊花賞Vを飾った相棒だ。

「ディープがこの世を去った年の有馬記念でその産駒で挑めるのでね。ワールドプレミアは、菊花賞まではまだ2勝クラスの馬だったけど、有馬記念にはクラシックホースとしての参戦になる。すごいメンバーがそろうけど、この馬はまだキャリアが浅くて伸び盛り。そういう意味ではプラスアルファを見込んで挑みたい。メンバーがそろうから胸を借りて挑む立場。来年が楽しみになるレースにしたいね。もちろん勝てれば最高」

走り続けるレジェンドは今年も、有馬記念を盛り上げる。

引用元：ヤフー【https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191218-12180147-nksports-horse】

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク