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来る11月29日、ジャパンカップが行われる。アーモンドアイにコントレイル、デアリングタクト。
三冠馬3頭が覇を競うのはJRA史上初とあって空前絶後の注目度である。しかしそんな折も折、デアリングタクトの故郷、北海道の日高ではトラブルが勃発していた。
***
日高といえば、名馬の産地として知られる。年間2兆8800億円を売り上げる中央競馬の馬のおよそ8割が日高産だ。
ハイセイコーにナリタブライアン……日高の名馬にデアリングタクトの名が加わるのは確実。
だが、無敗の三冠牝馬(ひんば)に当たる光が強いほど、故郷に落ちる暗い影とのコントラストも鮮烈である。
「競馬界が抱える慢性的な問題でもありますけど」
と、ある牧場関係者が切り出した。
「日高管内には700の牧場があり、約1万3千頭の競走馬などが暮らしています。
でも馬に関わる仕事はいわゆる3Kで、日本人は離れてしまい、調教師や調教要員のなり手がない。圧倒的な人材難なのです」
そこに、数年前からインド人が大量流入している。
人口6万4千人の日高管内の商店ではヒンディー語がちらほら、豚肉が禁じられたイスラム教徒のためのハラルマーク付きの肉も売られるようになった。
「調教要員に限ると、5年前はわずか5人でしたが、昨年は170人にまで急増しました。助手などを入れれば400人ほどのインド人に支えられています。
インドはイギリスの植民地だったので競馬が盛ん。馬に馴れた人が多いんです」
トラブルは、そのインド人のあいだで起きている。
「原因は、インド人を斡旋する2グループの対立です。
インド系マレーシア人の“サム”という人物のグループと、ネパール人の“ギリ”のグループで、調教要員や助手の引き抜き合戦をやっている。
この争いに、デアリングタクトの代表オーナーである岡田牧雄さんも巻き込まれ、当惑しているようなんです。岡田さんはサムを使っていますから」
競馬業界にインド人が大量流入 「三冠馬」産地の日高でトラブル、オーナーも困惑
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/11261056/?all=1
入管や警察に…
さる牧場主がこう明かす。
「サムは20年ほど前に来日し、産まれてまもない馬に乗って調教する騎乗員をやっていました。
日本人の働き手が減る一方なので、数年前から、サムが少しずつインド人を呼んでいた。
そして牧場主などの雇い主から必ず23万円の月給が入るよう交渉するんです。
うち1万5千円が彼の斡旋料、他に1万5千円を役場や税金関係の手続き料として徴収し、買い物や病院といった生活の面倒も見る。
インド人の手取りは20万円で、15万円を家族への仕送りに充てるんだとか」
一方のギリについては、
「来日は11年前。中古車を東南アジアに売る仕事を経て、日高管内周辺にカレー店を何軒か持つ実業家です。
サムがやっている人材斡旋をおいしいと思ったのでしょう、2、3年前に参入しはじめたようですね」
だが、評判はあまりよろしくないという。
「雇い主にはインド人1人の月給を18万円と安く売り込みますが、斡旋料を2万5千円も取り、さらにアレコレを差し引いてインド人に10万円ほどしか渡さないんです。
しかも、インド人の来日時に借金を負わせて呼び寄せるとか、税金の手続きが不十分で次の年、ビザが下りない人がいたとも聞きました。
あとは、行方不明になったままの人がいるとも。だからインド人は待遇のいいサムのグループに移ってしまう。ギリはそれを引き抜きだと怒り、サムを悪し様に言うんです」
ただし、サムは斡旋を業として行っていない。いわばモグリだ。ギリは斡旋のための会社を設立している。
「サムは、昔からの人間関係で斡旋してインド人から慕われているのに対し、ギリは実業家らしくビジネスライクです。
でもあるときギリが、サムが無免許で斡旋していることを入管や警察に告げたんです。これには岡田さんも激怒したそう。
三冠馬のオーナーとはいえ、インド人の働き手なしではやっていけませんからね」
その岡田氏に聞くと、
「私がデアリングタクトと出会ったこの日高が、多くのインド人に支えられているのは事実ですが……」
とだけ語り、トラブルについては固く口を閉ざした。当事者たちにも話を聞くと、
「斡旋の仕事は、5、6年前からやっています。エージェントとしてやっているわけではなく、知り合いの牧場を助けてあげているんですよ」(サム)
「サムさんは嘘つき。インドの言葉も話せないし、インドの血も入っていない。ただのマレーシア人。
僕が斡旋した人のほうが母国への仕送り額が多いのに、彼は嘘をついて僕のところから引き抜くんですよ」(ギリ)
世界も注目する夢の対決のウラで繰り広げられていた別の戦い。それは競馬界の悩ましい問題を浮き彫りにした。
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どー考えてもサムソン勝つだろ
岡田「アンカツさんもそう思うかい?私にもそう見えるね」
草
青本乙
これ青本で一番好きw絶対前日に予習してるよな
日本人より圧倒的に優秀
ニューマーケットもインド人だらけだしドバイ脱出組は特に凄い
>そして牧場主などの雇い主から必ず23万円の月給が入るよう交渉するんです。
>うち1万5千円が彼の斡旋料、他に1万5千円を役場や税金関係の手続き料として徴収し、買い物や病院といった生活の面倒も見る。
俺ならサムに面倒見てもらいたいなw
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そりゃギリは嫉妬するわな
仕事は欲しいけど安月給じゃ働きたくないって奴が増えた代わりに外国人労働者雇う
そしてそういう奴らは外国人労働者が増えたから俺らに仕事が回ってこないんだとキレるループ
人口が多いので
>>28
派遣は多くを求めすぎ
技術的に稀少性の高い派遣は立場的にも金銭的にも別に虐げられていたりしないからな
今は全然違う仕事してる
広範な意味での畜産への理解についても日本人よりはるかに詳しいだろ
こういう貧富の差から来るトラブルは悲しいな
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