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スポーツ報知で馬名を公募され、2007年日本ダービーでは1番人気(7着)だったフサイチホウオーが、北海道・安平町の育成牧場「ノーザンファームYearling(イヤリング)」で子馬たちの面倒を見るリードホースを務めている。2008年4月の現役引退後、種牡馬、乗馬を経て、昨年10月から生まれ故郷で第4の“馬生”を送っている。(石野 静香)
かつてクラシック戦線をにぎわせ、日本ダービーでは1番人気に推されたフサイチホウオー。2006年10月に東京でデビュー勝ちし、東京スポーツ杯2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳S(現ホープフルS)、共同通信杯と無傷の4連勝。皐月賞でも3着に入ったジャングルポケット産駒は今、北海道安平町のノーザンファームYearling(イヤリング)にいた。
2008年4月に競走馬を引退してから9年。落ち着いた大人になった13歳は、現役時から90キロほど増えた602キロの馬体は大きく見え、セン(せん)馬となったためか穏やかで優しそうな顔をしている。スタッフの松橋亘(わたる)さん(57)は「悠々自適に生活してます。今が一番幸せかもしれません(笑い)。普段はおとなしい。よく子馬の面倒を見ています」と笑った。
乗馬になる予定だったが、全妹トールポピーの活躍などもあり、北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入り。2013年の種付けシーズン途中に種馬を引退した。その後去勢され、ノーザンホースパークで従業員の練習用の乗馬になったが、テンションが高いうえに歩様も悪かったため、2014年7月に札幌市のモモセライディングファームに譲渡された。ノーザンホースパークとモモセライディングファームの両スタッフが帯広畜産大馬術部の師弟関係だった縁で移り、障害馬術の大会などに出場したが、歩様が悪いために思うように使えず、2016年10月に生まれ故郷であるノーザンファームイヤリングへ戻ってきた。
乗馬を引退し、今はリードホースとして第4の馬生を送っている。リードホースとは、離乳から1歳夏までの馬の、母親のような役目。一緒に放牧に出されたり、負傷して放牧できない子馬のそばにいることで、安心感を与え、事故を防ぐなどの目的がある。松橋さんは「突発的な行動を抑えられるのは大きい。一頭だと飛び出すこともあるので、ホウオーがいれば安心」と信頼している。
ノーザンファームイヤリングは、当歳馬の離乳後から1歳夏までの育成を専門に行う牧場。広さは300ヘクタール以上で、スタッフは80人弱。計18厩舎に530頭ほどの子馬が生活している。毎年、1歳の8月1日を移動の解禁日としており、ここを経て、調教を行うノーザンファーム早来やノーザンファーム空港へ移る仕組みになっている。松橋さんは「あまり注目されませんが、情緒的に成長する時期なので、すごく大事なところ。ここでうまくいくか、いかないかで、将来につながってきますから。離乳する前は、お母さんとの生活が一番長いので、お母さんの気質で変わってくるところはありますが、離乳してからは人間との関わりが強くなるので、そういう面で精神的な成長を促すことは重要です」と説く。
8月から10月頃までは毎日のように1歳馬が出ていき、当歳馬が入厩する。取材した8月14日も15時過ぎに馬運車が到着し、4頭の当歳馬がやってきた。6ヘクタールの放牧地に放され、5頭の子馬と合流。そこへ、リードホースのフサイチホウオーが投入された。一緒に走り回り、牧草をモグモグ。まるで学校の引率の先生のようだ。
対馬伸也厩舎長(40)は「面倒見が良くて、リードホースとしてすごく優秀です。他のリードホースと比べると、能力はたけていると思いますね。人にも馬にも優しい。性格も顔もいい。悪いところは本当にないです。普通だったらうるさくなる馬も、フサイチホウオーを使うと、みんなおとなしくなる。何か会話でもしてるのかな?って思うくらいに」と褒めちぎる。現役時はうるさいイメージがあったそうで、「大丈夫かな?って。来た当初はピリピリして若干うるさい部分はありましたが、1歳馬に混ぜて入れた時に、おとなしくて面倒見が良かった。ガーッと行くところも、蹴ったり、かんだりするところもなかったので、本当にいい馬をもらったなと思いました。『いい先生、もらったわ』っていう話から、みんな先生、先生って呼んでるんです。今ではうちのスタッフの一員ですね」。
スタッフから愛され、重宝されている“先生”。セン馬がリードホースになるのは、極めて異例のことだった。(後編に続く)
◆フサイチホウオー 父ジャングルポケット、母アドマイヤサンデー(父サンデーサイレンス)。関口房朗オーナーがスポーツ報知に命名権を提供し、3000通以上の応募から馬名を決定。栗東・松田国英厩舎所属で2006年10月に東京でデビュー勝ちし、東京スポーツ杯2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳S(現ホープフルS)、共同通信杯と無傷の4連勝を飾った。通算11戦4勝。全妹にオークス馬トールポピー、秋華賞馬アヴェンチュラ。
引用元:ヤフー【https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00000189-sph-horse】
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アンカツの指導の賜物だろ
喫茶店でスポーツ報知読んでいる
フサイチホウオーの第四の馬生として活躍報じている
15面
上半分は菜七子特集
中段1/4面でホウオー先生特集
上野のパンダの成長見ていても泣けてくるし、JRAのパンダが勝っても泣けてくる
先生になったってのは、どういうことだ?
これまでは牝馬が育成牧場で先生役(リードホース)を任せられるのが普通だったらしい
種牡馬退職して乗馬していたホウオーに先生役任せてみたら上手くいった様子
肉にされるケースがあるからアンタッチャブルなテーマなのかもしれないが、
ホウオーの様に種牡馬や繁殖牝馬以外で活躍している馬の近況位はもっと報じられていいと思う
これこれ
幸せいっぱいに見えるわ
微笑ましい
この子馬たち物凄いエリートなんだよなあ
まあ、先生もG1馬だけどね
G3馬ね
想像以上に先生しててワロタ
なにこれ?子馬たちが付いてくるの?カワイイ
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ダービー馬だったらこんな人生ではなかったと思うが、
俺は今のホウオーが凄く幸せに見える
ホウオーは
放牧に出したら、厩舎が寂しくてビービー泣いてたな
あんな馬がこういう馬生を歩むとはね
寂しがりな馬みたいだから仔馬を面倒見ながら一緒に居られるのが嬉しいのかな
ホントに幸せそうに見える
俺、今もダービーの馬券持っている
ウォッカとのワイド8万、その他ホウオーから流して計20万
当時は凄く腹が立ったが、今朝の記事読んだ時にはなぜか泣けてきたわ
ホウオーには一日も長く先生で頑張って欲しい
新しいモデルケースになる可能性もあるのか
呼ばなあかんな
これも競馬のロマンのワンシーンだと思う
種牡馬になっても、訪れる人がおまえのせいで散々負けたと悪態つくものだから、表に出て来なくなったとの記事を読んでまた悲しくなった。
今はもうチンもないみたいだけど、幸せそうでよかった。
日本ダービー後は宇治田原優駿ステーブルに放牧に出されたが、移動先で僚馬がいないのを寂しがる素振りを見せ、馬体が細化したので、7月5日に帰厩した。
腰のこともあって放牧してゆっくり静養させようとしたが、放牧先であまりにもさびしがって鳴きやまないために、早めに厩舎に戻さざるをえなかった。
ウィキペディアより
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